2007年 02月 04日
代教2回目
入門クラスと初級クラスの代教を本日もやらせていただきました。
入門クラスは主にセビジャーナス。
なんか、みなさん、緊張してるのか必死なのか、仏頂面なんでございます。
「もっと楽しく踊って良いんだよ~~♪」という感じ。
でも。
思い起こせば。
私が習い始めた頃はなんだかクラスの雰囲気がとても硬く、「できません」とか「わかりません」とか質問できる雰囲気はほぼ皆無だったと思う。
それは私が新参者だったせいももちろんあるけど。
加えて、フラメンコはショウは2,3回見たことはあったけど、どんな踊りなのかまったくわからないまま、ただ近所に教室を見つけた、という理由で行き始めたから、何がなにやら。
最初はアレグリとセビジャーナスを平行してやってたんだけど、拍子はわからず、どっちが何の曲かなんてまったくわからず(本業が音楽家のくせに)、姿勢や手の位置や、ファルダの持ち方なんか一切気にすることができず…。
トンデモナイ生徒だったな。すみません。
「見て覚える」っていうのは実はとても難しい。
もちろん「見て覚える(または盗む)」ことはめちゃくちゃ大事だけど、入門の間はヒントが欲しい。
その辺は、本業にも言えることなんだよね。
何がわからないのかを「こっちサイドがわかってあげられる」ということ。
そのためには「下手だった自分」という経験がめちゃくちゃ必要なのだ。
最初から器用にできてしまう人はいったい何のどこができないのかがわからない。
日本に生まれて日本語を母国語として生きている私たちには、外国の人が日本語の何が難しいのかなんてわからない。(予測することはできるけど。)
その逆も然り。
でも、ヒントをもらってきっかけをつかみ、あとは努力と自習でなんとかなっていく。
と思う。
もちろんけっこう時間がかかったりするけどね。
これからもがんばろ。何事も。仕事も。フラメンコも。遊びも。
by ensayo
| 2007-02-04 23:47
| フラメンコ